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季節の変わり目、行楽シーズン 皮膚トラブルでお困りの方 (麻生区栗平 皮膚科)

[2026.03.10]

暖かくなってきたかと思うとまだ寒い日があったり、花粉が飛び始めたり、季節の変わり目には何かと肌のトラブルも起こりやすい季節です。また、お花見やキャンプ、旅行とお出かけも多くなり、これからの季節は虫刺されにも悩まされることがあります。今回は特にご相談の多い、帯状疱疹、じんましん、虫刺されについてお伝えします。

 

1:帯状疱疹

帯状疱疹は体の片側(左右どちらか)にピリピリとした痛みと共に赤い発疹や水ぶくれができる病気で、水ぼうそう(水痘)と同じ水痘帯状疱疹ウイルスが原因です。水ぼうそうの発症はほとんどが9歳以下ですが(2014年から水痘ワクチンの定期接種化により発生率の低下が報告されています)、水ぼうそうが完治した後もウイルスは神経に潜伏し、疲れやストレス、加齢など免疫低下をきっかけに再活性化し、神経に沿って帯状に症状を引き起こします。

 

症状に気づいたら早めの受診を

  • 皮疹の出る数日前から皮膚の知覚異常や痛みが生じることが多いです
  • 左右どちらかの胸背部、顔面が多いですが、腹部~腰部、肩~上腕、太ももなどにも出現します
  • 顔面では眼の角結膜炎や耳鳴り・難聴、顔面神経麻痺を合併することもあります
  • 皮疹が消えた後も神経痛が持続することがあります(帯状疱疹後神経痛)
  • 早期の治療開始によりウイルスの増殖や神経痛などの症状を抑えることが期待されます。診療時間内に早めのご相談をお勧めします。

 

このような場合は要注意

  • 皮疹が片側から全身に広がる(免疫抑制剤使用中など)
     → 入院での点滴治療が必要なことがあります。
  • 鼻や眼の周囲に皮疹が出る
     → 結膜炎や角膜炎、ごくまれには網膜壊死により失明に至ることもあります。
  • 身近に水ぼうそうに罹ったことのない、水痘ワクチンを受けていない乳幼児がいる
     → 水ぼうそうとして感染する可能性があります。

 

何より予防が大切

  • 免疫機能の低下が発症に関連するため、規則正しい生活、十分な栄養・休息などにより、心身にストレスをためすぎないような生活を送ることが大切です。
  • 2025年度から65歳以上の方を対象として帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まりました。帯状疱疹の発症や帯状疱疹後神経痛などの合併症の予防効果が期待できます。対象となる方については公費の助成があり、自己負担は少なくなります。
  • 定期接種の対象とならない方でも50歳以上の方は自費での任意接種が可能です。

 

2:じんましん

じんましんは皮膚の一部が急に赤くくっきりと盛り上がり、かゆみを伴う状態です。比較的短時間(数十分~24時間以内)で消失し、痕を残さないことが特徴の皮疹ですが、皮膚症状にとどまらず全身性の反応が出ることがあります。

食物や薬、摩擦や紫外線、寒冷などの物理的な刺激、装飾品や化粧品、洗剤、衣服の繊維、さらには精神的なストレスが組み合わさるなど様々な原因で引き起こされ、原因が特定できないこともしばしばあります。

 

3:虫刺され

蜂や蚊、ブヨ、毛虫、ダニなどによって刺されたり咬まれたりすると、かゆみや痛み、腫れを引き起こします。多くは軽症で刺された部位の症状にとどまり、自然軽快することがほとんどですが、局所症状が強く出たり全身のアレルギー反応を引き起こしたり、あるいは少し時間が経ってから細菌感染を合併したりすることもあります。

 

すぐに受診が必要なサイン(救急車も検討してください)

  • 息苦しさやのど・鼻が腫れてつまるような感覚、気が遠くなるような感覚、吐き気や下痢、腹痛など皮膚以外の症状が出てきた。
  • すでにわかっているじんましんの原因物質を摂取してしまい、これまでよりも症状が強い場合
  • 以前、蜂刺されによるアナフィラキシー症状が出たことがあり、再度蜂に刺された。

 

救急車を呼ぶべきかなど迷われる場合には、お気軽にご相談ください。

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