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高血圧

高血圧は、自分ではなかなか気づくことができない「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれる非常に怖い状態です。血圧が高いだけでは、すぐに強い痛みや苦しさを感じることは稀ですが、放置しておくと全身の血管が少しずつダメージを受け続け、ある日突然、脳卒中や心不全といった命に関わる重大な事態を引き起こします。神奈川県川崎市麻生区片平にあるマチカド総合クリニックでは、地域住民の皆さんが安心して毎日を過ごせるよう、高血圧の早期発見と適切な管理に力を入れています。当院では日本救急医学会の救急専門医である院長を中心に、単に数値を下げるだけでなく、患者さんの背景にある生活習慣や将来の健康リスクまで見据えた丁寧な診療を心がけています。栗平駅から徒歩9分の通いやすい立地に加え、平日夜21時までの夜間診療や土日祝日の診療体制を整えているため、お仕事や家事で忙しい方でも無理なく通院を継続できるのが私たちの強みです。少し血圧が高めだと指摘された方や、将来の病気が心配な方は、ぜひ一度ご相談ください。私たちは、皆さんのご家族全員を支えるファミリークリニックとして、一人ひとりに寄り添った医療を提供します。

高血圧の症状について

高血圧の最大の難しさは、ほとんどの場合、初期段階では目立った自覚症状がないという点にあります。そのため、健康診断で指摘されても「どこも痛くないから大丈夫」と放置してしまう方が少なくありません。しかし、症状がない間も血管への負担は刻一刻と積み重なっています。血圧が著しく高い場合や、急激に上昇した場合には、以下のような不調を感じることがあります。これらのサインは、体が悲鳴を上げている重要なシグナルかもしれません。

頭痛や頭の重い感じ

高血圧の方によく見られる症状の一つに、頭重感(ずじゅうかん)や頭痛があります。特に朝起きたときに後頭部が重だく感じたり、ズキズキとした痛みを感じたりすることがあります。これは血圧の変動により脳の血管が過剰に緊張したり、負担がかかったりすることで起こります。慢性的な頭痛だと思って市販薬で済ませている場合でも、実は背景に高血圧が隠れているケースが多々あります。

頭痛の詳細については「頭痛」のページを参照してください。

肩こりや首の張り

「たかが肩こり」と思われがちですが、高血圧によって血流が悪くなったり、自律神経が乱れたりすることで、頑固な肩こりや首筋の張りを感じることがあります。マッサージに行ってもなかなか改善しない肩こりは、血管のトラブルが原因である可能性も否定できません。当院では整形外科的な視点だけでなく、内科的な視点からもこれらの症状を総合的に判断いたします。

めまいやふらつき

立ち上がった瞬間にクラッとしたり、ふわふわと浮いているようなめまいを感じたりすることがあります。血圧が不安定になると脳への血流を一定に保つ調整機能が乱れやすくなるため、こうした症状が現れます。めまいは耳の異常だけでなく、高血圧による血管への影響も考えられるため、注意が必要です。

めまいの詳細については「めまい」のページを参照してください。

動悸や息切れ

階段を上った際や少し急いで歩いただけで、心臓がドキドキしたり、息が上がってしまったりすることはありませんか。これは血圧が高い状態が続くことで心臓が過剰に働かざるを得なくなり、心臓自体が疲弊し始めているサインかもしれません。そのままにしておくと心不全に進行するリスクがあるため、早めの受診が重要です。

心不全の詳細については「心不全」のページを参照してください。

高血圧の原因について

高血圧の原因は、大きく分けると「生活習慣によるもの」と「他の病気の影響によるもの」に分けられます。現代の日本人において圧倒的に多いのは、複数の生活習慣が複雑に絡み合って起こる本態性高血圧です。私たちが日々の診療で重視している、主な原因について詳しくお伝えします。

食生活と塩分の過剰摂取

日本人の高血圧において、最も大きな要因の一つが塩分の摂りすぎです。塩分(ナトリウム)を多く摂取すると、体内の塩分濃度を薄めようとして水分を溜め込むようになり、血液の量が増えます。その結果、血管にかかる圧力が高まってしまいます。外食が多い方や、加工食品を好んで食べる方は、知らず知らずのうちに塩分を過剰に摂取している傾向があります。

肥満と運動不足

体重が増えると、全身に血液を送り出すためにより強い圧力が必要になります。特に内臓脂肪型肥満の方は、血圧を上げる物質が分泌されやすくなるため注意が必要です。また、運動不足は血管の柔軟性を低下させ、血圧の上昇を招きます。当院では無理のない範囲での運動習慣の提案も行っています。

過度な飲酒と喫煙

お酒の飲みすぎは、一時的には血圧を下げることがあっても、長期的には血管を収縮させ、血圧を上昇させる原因となります。また、タバコに含まれるニコチンは血管を急激に収縮させ、血圧を跳ね上げます。喫煙は動脈硬化を加速させるため、高血圧との組み合わせは非常に危険です。

ストレスと睡眠不足

精神的なストレスや肉体的な疲労は、自律神経の交感神経を優位にします。交感神経が活発になると血管が収縮し、心拍数が増えて血圧が上がります。夜間の睡眠が十分に取れていないと、本来下がるべき夜間の血圧が高いまま推移してしまい、血管へのダメージが蓄積されます。

高血圧の病気の種類について

高血圧は、その原因や背景によっていくつかの種類に分類されます。それぞれの種類によって治療のアプローチが変わるため、当院ではCT検査などの高度な機器を活用し、丁寧な鑑別を行っています。

本態性高血圧(ほんたいせいこうけつあつ)

日本人の高血圧の約90パーセントを占めるタイプです。特定の原因となる病気があるわけではなく、遺伝的な体質に、以下のような生活習慣が重なって発症します。

  • 塩分の摂りすぎ
  • 肥満やメタボリックシンドローム
  • 運動不足の継続
  • 加齢に伴う血管の老化
  • 多量の飲酒やストレス

生活習慣病全般については「生活習慣病について」のページもあわせてご覧ください。

二次性高血圧

体の中に、血圧を上げてしまう特定の原因(病気)が存在するタイプです。本態性高血圧に比べて急激に発症することが多く、原因となっている病気を治療することで血圧の改善が見込めるのが特徴です。主な原因には以下のものがあります。

  • 腎実質性高血圧・・腎臓の機能が低下して起こる。
  • 腎血管性高血圧・・腎臓へ行く血管が狭くなって起こる。
  • 内分泌性高血圧・・ホルモンの分泌異常によって起こる。
  • 薬剤性高血圧・・特定の薬(解熱鎮痛薬など)の副作用で起こる。

仮面高血圧と白衣高血圧

診察室での測定値だけでは判断できない特殊なパターンもあります。当院では家庭での血圧測定を推奨し、これらの見極めを慎重に行っています。

  • 仮面高血圧・・診察室では正常なのに、家や職場で測ると高いタイプ。見逃されやすく危険です。
  • 白衣高血圧・・病院に来ると緊張してしまい、一時的に血圧が上がってしまうタイプ。

高血圧の治療法について

当院の高血圧治療のゴールは、単に数値を下げることではありません。数値をコントロールすることで、将来の脳卒中や心筋梗塞のリスクを最小限に抑え、健康な寿命を延ばすことが本当の目的です。患者さんのライフスタイルを尊重しながら、以下のステップを組み合わせて進めていきます。

生活習慣の改善(非薬物療法)

どのようなタイプの方でも、治療の基本となるのは生活習慣の見直しです。当院では、無理な制限ではなく継続可能な改善策を一緒に考えていきます。

  • 減塩の工夫・・1日6グラム未満を目標に、出汁や酸味を活用した食事のアドバイス。
  • 適正体重の維持・・BMI25未満を目指し、食事内容の調整を行います。
  • 適度な運動・・ウォーキングなどの有酸素運動を、週に数回取り入れるよう促します。
  • 禁煙のサポート・・血管を守るために、禁煙を強く推奨しています。

お薬による治療(薬物療法)

生活習慣の改善だけでは十分に血圧が下がらない場合や、すでに血管へのダメージ(合併症)が見られる場合には、降圧薬(血圧を下げる薬)を使用します。最近の薬は副作用も少なく、1日1回の内服で済むものが多くなっています。

  • カルシウム拮抗薬・・血管を広げて血圧を下げます。
  • ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)・・血圧を上げる物質の働きを抑え、臓器を守る効果も期待できます。
  • 利尿薬・・体内の余分な塩分と水分を排出し、血液の量を減らします。
  • ベータ遮断薬・・心臓の過剰な働きを抑えます。

糖尿病を併発されている方の治療については「糖尿病の治療」のページを参照してください。

家庭血圧の記録と管理

正確な診断と適切な薬の調整のために、ご自宅での血圧測定をお願いしています。病院での「点」の数値ではなく、生活の中での「線」の動きを見ることで、より一人ひとりの体に合った治療が可能になります。記録表の書き方や、正しい血圧計の使い方もスタッフが丁寧にご案内します。

高血圧についてのよくある質問

Q1.血圧を下げる薬を飲み始めたら、一生やめられないのですか?

A1.必ずしもそうとは限りません。生活習慣の大幅な改善によって、お薬が必要なくなるケースもあります。ただし、自己判断で中断するとリバウンドで血圧が急上昇し、脳梗塞などを起こすリスクがあるため、必ず医師と相談しながら調整することが大切です。

Q2.上が140、下が90くらいなら様子を見てもいいでしょうか?

A2.現在、診察室での測定値で「140/90mmHg以上」が高血圧と定義されています。この数値を超えている場合、すでに血管への負担は始まっています。特に糖尿病や腎臓病がある方はもっと低い目標値が設定されることもありますので、早めの受診をお勧めします。

Q3.高血圧を放置すると、具体的にどんな病気になる可能性がありますか?

A3.動脈硬化が進むことで、脳梗塞や脳出血といった脳卒中、狭心症や心筋梗塞、心不全、さらには腎不全となって人工透析が必要になる場合もあります。当院ではCT検査などで血管や臓器の状態を確認し、合併症の早期発見に努めています。

脳梗塞の詳細については「脳梗塞」のページを参照してください。

Q4.塩分を控える以外に、食事で気をつけることはありますか?

A4.カリウムを多く含む野菜や果物(バナナやほうれん草など)を積極的に摂ることで、ナトリウムの排出を助ける効果が期待できます。ただし、腎臓の機能が低下している方は制限が必要な場合もありますので、当院の医師へ確認してください。

院長より

こんにちは、マチカド総合クリニック院長の菅原誠太郎です。私はこれまで日本救急医学会の救急専門医として、数多くの救急搬送の現場に立ち会ってきました。そこで目にしてきたのは、高血圧を「自覚症状がないから」と長年放置してしまった結果、突然の脳出血や心不全で運ばれてくる患者さんの姿です。そうした悲劇は、日常のちょっとした管理と適切な通院があれば防げたはずのものが少なくありません。だからこそ、当院は皆さんが気軽に立ち寄れる「街角の健康相談所」でありたいと考えています。

当院では、最新のCT機器を完備しており、高血圧による脳への影響なども迅速に診断できる体制を整えています。また、お仕事で忙しい世代の方々が受診を諦めなくて済むよう、平日は21時まで診療し、土日祝日も扉を開けてお待ちしております。「どの科に行けばいいかわからない」という曖昧な不調であっても、まずは私たち内科へお越しください。皆さんの背景にある生活習慣や不安にしっかりと耳を傾け、無理なく続けられる治療を共に作っていきます。高血圧は一生付き合っていくものかもしれませんが、私たちが最良のパートナーとして支え続けます。栗平駅からも近く、駐車場も完備しておりますので、お車の方もどうぞ安心してお越しください。地域の皆さんの健やかな未来を、マチカド総合クリニックが全力で守ります。

当院の特徴については「当院の特徴」のページもご覧ください。

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