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頭部打撲

日常生活の中で、家具の角に頭をぶつけたり、階段で足を滑らせて転倒したりといった頭部打撲は、どなたにも起こりうる身近なケガです。しかし「たんこぶができただけだから大丈夫」と自己判断してしまうのは、時として非常に危険な場合があります。私たちマチカド総合クリニックでは、川崎市麻生区片平エリアの皆さんが安心してお過ごしいただけるよう、日本救急医学会の救急専門医である院長を中心に、迅速で的確な診断を行っています。

当院には高度な画像検査が可能なCTを完備しており、目に見えない脳内の出血や骨折をその場ですぐに確認できる体制を整えています。栗平駅から徒歩9分の立地にあり、土曜日、日曜日、祝日も診療を行っているほか、平日は夜21時まで対応しております。「どの科に行けばいいかわからない」という不安に寄り添い、小さなお子さんからご高齢の方まで、ご家族全員の健康を守る地域密着のクリニックとして尽力いたします。

頭部打撲の原因

頭部打撲は、さまざまな状況で発生します。単なる不注意だけでなく、環境や年齢による要因も大きく関係しています。当院では救急科の視点から、以下のような原因で来院される患者さんを多く診療しています。

日常生活での転倒・転落

家の中や歩道での転倒は、最も多い原因の一つです。特にご高齢の方の場合、筋力の低下や段差へのつまずきにより、受け身を取れずに直接頭を打ち付けてしまうケースが目立ちます。また、小さなお子さんの場合は、ソファやベッドからの転落によって頭を打つことがよくあります。

交通事故による衝撃

自動車や自転車、歩行中の接触事故など、交通事故による強い衝撃は重症化するリスク因子(病気になりやすくなる要因のこと)となります。当院は神奈川県道137号沿いに位置し、駐車場も完備しているため、交通事故後の精密検査を希望される患者さんも多く受け入れています。

〇〇の詳細については「交通事故」のページを参照してください。

スポーツ中の接触や衝突

サッカーやラグビー、野球などの激しいスポーツ、または学校の体育授業中に、選手同士が衝突したりボールが頭に当たったりすることで発生します。一見元気そうに見えても、脳震盪(のうしんとう)を起こしている可能性があるため注意が必要です。

労働現場での事故

建設現場や高所作業中の不慮の事故により、物体が頭に落下してきたり、本人が転落したりすることで強い打撃を受けることがあります。ヘルメットを着用していても、その衝撃が脳に伝わっていることがあるため、軽視は禁物です。

頭部打撲によって引き起こされる病気

頭を打った直後は何も症状がなくても、数時間後、あるいは数ヶ月後に重大な病気が見つかることがあります。頭部打撲によって引き起こされる主な病気には以下のものがあります。

急性硬膜外血腫

頭蓋骨と脳を包む「硬膜」という膜の間に血液が溜まる病気です。多くの場合、頭蓋骨の骨折を伴います。受診時には意識がはっきりしていても、数時間のうちに急激に容体が悪化し、意識不明に陥ることがあるため、迅速なCT検査が不可欠です。

急性硬膜下血腫

脳の表面と硬膜の間に出血が起こる状態です。脳そのものにダメージ(脳挫傷)を伴うことが多く、予後(その後の病状の見通しのこと)が厳しい場合もあります。激しい頭痛や嘔吐、手足の麻痺などが現れるのが特徴です。

脳挫傷

強い衝撃により、脳の組織そのものが損傷し、出血やむくみが生じる状態です。損傷した部位によって、言葉が出にくい、半身が動かないといった神経症状が現れます。重症の場合、意識障害が長引くこともあります。

慢性硬膜下血腫

頭を打ってから1ヶ月から3ヶ月ほど経過した後に、脳の表面に少しずつ血が溜まっていく病気です。ご高齢の方に多く見られます。以下のような症状がゆっくりと現れるため、認知症と間違われることもあります。

  • 歩き方がふらふらするようになった
  • 物忘れがひどくなった
  • 意欲がなくなり、ぼーっとしていることが多い
  • 片方の手足に力が入らない

この病気は適切な手術によって劇的に改善する可能性が高いため、早期発見が非常に重要です。

脳震盪

一時的に脳の機能が停止する状態で、画像検査では異常が見つからないことも多いです。しかし、短期間に二度目の衝撃を受けると命に関わる「セカンドインパクト症候群」を招く恐れがあるため、慎重な経過観察が必要です。

〇〇の詳細については「脳神経外科」のページを参照してください。

頭部打撲の処置や治療法

マチカド総合クリニックでは、患者さんの状態に合わせて適切な診断と処置を行います。私たちは地域の救急拠点として、迅速な対応を常に心がけています。

精密検査(CT検査)

当院では導入しているCT装置を用いて、脳内の出血、脳のむくみ、頭蓋骨の骨折の有無を短時間で確認します。診察の結果、脳内の出血が否定(その病気ではないと判断すること)されるまで、私たちは細心の注意を払って検査を進めます。

外科的処置(傷口の縫合)

頭皮が切れて出血している場合は、洗浄と縫合処置を行います。頭皮は血流が豊富なため、見た目以上に多く出血することがありますが、慌てずに受診してください。当院には外科の診療科もあり、専門的な処置が可能です。

〇〇の詳細については「外科」のページを参照してください。

入院・専門医療機関への橋渡し

検査の結果、緊急の手術が必要と判断された場合や、集中治療が必要な重症例については、迅速に高度専門医療機関(大学病院など)へ紹介いたします。当院の院長は日本救急医学会の救急専門医であり、緊急性の判断と適切な病院選定を得意としています。

経過観察と生活指導

検査で異常が見つからなくても、頭部打撲後24時間は容体が変化する可能性があります。ご自宅での注意点として、以下の内容を指導しています。

  • 当日の激しい運動や飲酒は控える
  • 長風呂を避け、シャワー程度にとどめる
  • 意識がぼんやりしたり、嘔吐を繰り返したりしないか観察する
  • 強い頭痛が現れたらすぐに再受診する

料金について

頭部打撲の診療は、原則として健康保険が適用されます(交通事故や労災を除く)。自己負担額の目安は以下の通りです(3割負担の場合)。

項目 概算費用(3割負担時) 備考
初診料・診察料 約1,000円 - 1,500円 夜間・休日加算が含まれる場合があります
CT検査(頭部) 約5,000円 - 7,000円 画像診断料を含みます
処置料(縫合など) 約1,000円 - 5,000円 傷の大きさや深さによります

※お薬が処方される場合は、別途調剤薬局での費用がかかります。また、自費診療(健康診断など)をご希望の場合は全額自己負担となります。

頭部打撲についてのよくある質問

Q1.頭を打った後、たんこぶができていれば安心ですか?

A1.いいえ、たんこぶ(皮下血腫)の有無と脳内のダメージは必ずしも比例しません。たんこぶがあっても脳内が無事なこともあれば、たんこぶがなくても脳内で大出血を起こしていることもあります。見た目だけで判断せず、CT検査を受けることをお勧めします。

Q2.子どもが頭を打ちましたが、泣き止んだら受診は不要ですか?

A2.お子さんの場合は容体が急変しやすいため、注意が必要です。すぐに泣き出し、その後も普段通り元気で食欲もあるなら緊急性は低いことが多いですが、その後何度も吐いたり、視線が合わなかったり、ぐったりしている場合は、すぐに当院の小児科・救急科を受診してください。

Q3.打撲後、何日くらい様子を見れば安心できますか?

A3.急性期の重篤な合併症は24時間以内に起こることがほとんどです。ただし、数週間から数ヶ月後に血が溜まる「慢性硬膜下血腫」の可能性もゼロではありません。打撲からしばらく経っても、ふらつきや物忘れなどの違和感があれば、迷わず再診してください。

Q4.頭を打った当日はお風呂に入ってもいいですか?

A4.血流が良くなると出血を助長したり、痛みが強まったりする可能性があるため、当日は湯船に浸かるのは控え、ぬるめのシャワー程度にしてください。また、頭を強くこすらないように注意してください。

院長より

頭を打つという出来事は、ご本人にとってもご家族にとっても、非常に不安な瞬間だと思います。私はこれまで日本救急医学会の救急専門医として、数多くの頭部外傷の現場に立ち会ってまいりました。その経験から確信しているのは、「何もなくてよかった」と確認することこそが、医療の大きな役割であるということです。

マチカド総合クリニックは、川崎市麻生区片平や栗平駅周辺にお住まいの皆さんが、困ったときに真っ先に頼れる「地域の救急箱」でありたいと考えています。CT検査をはじめとした高度な医療機器を備えているのは、その場で迅速に不安を解消するためです。大病院の救急外来のような長い待ち時間を可能な限り減らし、スムーズな診療を心がけています。

夜21時までの診療や土日祝日の対応も、地域の皆さんの「今、診てほしい」という声に応えるための体制です。どんなに些細なことでも構いません。「念のため診てもらいたい」というお気持ちを大切に、私たちスタッフ一同、優しく丁寧に対応させていただきます。どうぞ安心してご来院ください。

〇〇の詳細については「頭を打った」のページも併せてご覧ください。

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