花粉症(アレルギー性鼻炎)
マチカド総合クリニックは、神奈川県川崎市麻生区片平エリアの皆さんに寄り添うクリニックとして、花粉症やアレルギー性鼻炎の診療に注力しています。毎年、特定の季節になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみに悩まされる方は非常に多く、日常生活の質を大きく低下させる要因となっています。当院では、お子さんからご高齢の方まで、ご家族全員が安心して受診できるよう、平日は夜21時まで、土日祝日も休まず診療を行っております。栗平駅から徒歩9分の立地にあり、駐車場も完備しているため、お車での来院にも便利です。単にお薬を処方するだけでなく、患者さん一人ひとりのライフスタイルや仕事の状況に合わせた治療を提案し、つらい季節を少しでも快適に過ごせるようサポートいたします。私たちは、地域のプライマリーケアの拠点として、どの科に行けばいいかわからないような症状でも丁寧にお話を伺い、適切な医療を提供します。
花粉症(アレルギー性鼻炎)の症状について
アレルギー性鼻炎、特に花粉症の症状は、風邪と間違われることも多いですが、特有の特徴があります。主な症状は「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」の三大症状ですが、これら以外にも全身にさまざまな影響を及ぼします。当院では、これらの症状がいつ、どのような状況で悪化するかを詳しく伺い、適切な診断を行います。
鼻に現れる症状
アレルギー性鼻炎の最も代表的な症状です。風邪の鼻水は黄色く粘り気が出ることがありますが、アレルギー性鼻炎の鼻水はさらさらとしていて透明なのが特徴です。
- 連続して何度も出るくしゃみ
- 水のようにさらさらとした透明な鼻水
- 夜間の睡眠を妨げることもある鼻づまり
- 鼻の中や周辺のむずむずとしたかゆみ
目に現れる症状
花粉症の場合、鼻の症状と同時に目に強い不快感が出ることが多いです。これをアレルギー性結膜炎と呼びます。目をこすりすぎることで、まぶたが腫れたり、炎症がひどくなったりすることもあるため注意が必要です。
- 我慢できないほどの強い目のかゆみ
- 目が充血して真っ赤になる
- 涙が止まらなくなる
- 目がゴロゴロする異物感
その他の全身症状
鼻や目だけでなく、アレルギー反応は全身に波及することがあります。これらの症状により、日中の集中力が低下したり、仕事や学業に支障が出たりすることも少なくありません。
- 喉がいがらっぽくなる、あるいはかゆみを感じる
- 皮膚にかゆみが出たり、肌荒れ(花粉皮膚炎)が起きたりする
- 頭が重い感じがする、あるいは頭痛がする
- 体がだるく、倦怠感がある
- 夜間の鼻づまりによる睡眠不足と、それに伴う日中の眠気
頭痛や全身のだるさが気になる方は「頭痛」のページもあわせて参照してください。
花粉症(アレルギー性鼻炎)の原因について
アレルギー性鼻炎は、鼻の粘膜にアレルギーの原因物質(アレルゲン)が付着し、過剰な免疫反応が起こることで発症します。私たちの体には、外部からの異物を排除しようとする免疫機能がありますが、花粉やダニといった本来は無害なものに対して過敏に反応してしまうのがこの病気の本態です。
主なアレルゲンの種類
原因となる物質は人によって異なります。複数の物質に反応する方もいれば、特定の季節だけ症状が出る方もいます。当院では血液検査によって、何が原因で症状が出ているのかを特定することが可能です。
- スギ花粉 - 2月から4月頃に飛散する日本で最も多い原因
- ヒノキ花粉 - 3月から5月頃に飛散し、スギに続いて多い
- カモガヤなどのイネ科植物 - 5月から7月頃の初夏に飛散
- ブタクサやヨモギなどのキク科植物 - 8月から10月頃の秋に飛散
- ハウスダスト - 室内にあるチリやダニの死骸など
- ペットの毛やフケ、カビ(真菌)
発症のメカニズム
アレルゲンが鼻の中に入ると、体内で「IgE抗体」という物質が作られます。この抗体が鼻の粘膜にある肥満細胞という細胞に結合します。再びアレルゲンが侵入して抗体と結びつくと、肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンといった化学物質が放出されます。これらの物質が神経や血管を刺激することで、くしゃみや鼻水、鼻の腫れ(鼻づまり)が引き起こされます。
お子さんの鼻水やくしゃみが気になる場合は、早めの受診をお勧めします。詳細は「小児科」のページをご覧ください。
アレルギー性鼻炎の種類について
アレルギー性鼻炎は、症状が出る期間によって大きく二つの種類に分けられます。ご自身の症状がどちらに該当するかを知ることは、適切な治療計画を立てる上で非常に重要です。
季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)
特定の季節に飛散する花粉が原因となって起こるものです。日本ではスギ花粉が原因の約7割を占めると言われていますが、秋の草花による花粉症も増えています。飛散時期に合わせて予防的な治療を行うことが効果的です。
通年性アレルギー性鼻炎
季節に関係なく、一年中症状が見られるタイプです。主な原因はハウスダストやダニ、ペットの毛など、室内にあるアレルゲンです。住環境の改善とともに、長期的な視点での治療が必要になります。また、季節性の花粉症に通年性の症状が合併している患者さんも多くいらっしゃいます。
花粉症(アレルギー性鼻炎)の治療法について
当院では、患者さんの症状の重さや、お仕事・学校などの生活環境に合わせて、最適な治療方法を選択します。眠くなりにくい薬の選択や、根本的な改善を目指す治療など、幅広く対応しています。
内服薬(飲み薬)による治療
最も一般的な治療法です。主に抗ヒスタミン薬を使用し、鼻水やくしゃみを抑えます。最近では、従来のものより眠気が極めて少ない薬剤や、1日1回の服用で済む薬剤など、選択肢が非常に増えています。
- 抗ヒスタミン薬 - くしゃみや鼻水を素早く抑えます
- 抗ロイコトリエン薬 - 鼻づまりの症状が強い方に適しています
- 漢方薬 - 眠気を出したくない方や、体質に合わせた改善を望む方に提案します
局所療法(点鼻薬・点眼薬)
鼻や目に直接作用させるお薬です。全身への影響が少ないため、内服薬と併用したり、特定の症状が強い時に使用したりします。特に点鼻ステロイド薬は、鼻づまりを含む鼻症状全般に高い効果が期待でき、副作用も少ないため推奨されています。
舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)
アレルギーの根本的な改善を目指す治療法です。原因となるアレルゲン(スギやダニ)のエキスを毎日少しずつ体に取り入れることで、体をアレルゲンに慣らしていきます。3年から5年程度の継続が必要ですが、治療を終えた後も長期間症状を抑えられる可能性があります。
舌下免疫療法の詳しい内容については「舌下免疫療法」のページを参照してください。
日常生活でのセルフケア
治療と並行して、アレルゲンを遠ざける工夫も大切です。川崎市麻生区の飛散状況などを確認しながら、以下の対策を心がけましょう。
- 外出時はマスクや花粉症用メガネを着用する
- 帰宅時に玄関先で服についた花粉を払い落とす
- 飛散の多い日は洗濯物の外干しを避ける
- こまめな掃除と空気清浄機の活用
花粉症(アレルギー性鼻炎)についてのよくある質問
Q1. 花粉が飛び始める前からお薬を飲み始めたほうが良いですか?
A1. はい。症状が出始める少し前(飛散開始の約2週間前)からお薬を使い始める初期療法をお勧めしています。早めに対策をすることで、本格的な飛散時期になっても症状を軽く抑えられることが分かっています。栗平駅周辺でも2月上旬頃からは注意が必要です。
Q2. 市販の鼻炎薬をずっと使い続けても大丈夫ですか?
A2. 一部の市販点鼻薬には血管収縮剤が含まれており、使いすぎるとかえって鼻づまりが悪化する薬剤性鼻炎を引き起こすことがあります。症状が長引く場合は、医療機関で処方される適切な治療薬に切り替えることをお勧めします。
Q3. 子供でも舌下免疫療法は受けられますか?
A3. はい。5歳以上のお子さんから受けることが可能です。お子さんの場合は将来の受験シーズンなどに重ならないよう、早めに根本的な治療を検討される保護者の方も増えています。当院の小児科でも相談を承っております。
Q4. 眠くならない花粉症の薬はありますか?
A4. ございます。最近の抗ヒスタミン薬には、脳への移行が少なく眠気がほとんど出ないタイプのお薬がいくつもあります。お仕事をされている方や、車の運転が必要な方には、そのような薬剤を優先して処方いたしますので、遠慮なくご相談ください。
院長より
マチカド総合クリニック院長の菅原誠太郎です。私は日本救急医学会 救急専門医として、これまで多くの急性疾患や全身管理に携わってきました。花粉症は命に関わる病気ではないと思われるかもしれませんが、そのつらさは本人にしかわからず、集中力の低下や不眠など、生活全体に暗い影を落とすものです。当院では、そんな皆さんの困りごとに耳を傾け、少しでも楽になっていただけるよう最善を尽くします。
私たちのクリニックの強みは、内科、小児科、耳鼻咽喉科的なアプローチまで、総合診療の視点で幅広く対応できることです。例えば、鼻水だけでなく咳が長引く場合には、それがアレルギーによるものか、あるいは喘息が隠れていないかを診断します。また、強い鼻づまりや頭重感がある場合には、院内のCT検査を用いて副鼻腔炎(蓄膿症)を併発していないかを迅速に確認することも可能です。高度な医療機器を備えているからこそ、確かな診断に基づいた治療が提供できると考えています。
川崎市麻生区の片平・栗平エリアにお住まいの皆さんが、どの科に行けばよいか迷ったときの最初の窓口でありたい。そんな思いで、土日祝日の診療や夜間21時までの体制を整えました。お仕事帰りや家事の合間に、どうぞお気軽にお越しください。つらい花粉症の時期を乗り越え、笑顔で毎日を過ごせるよう、私たちスタッフ一同、心を込めて診療いたします。
鼻づまりに伴ういびきや呼吸の苦しさが気になる方は「呼吸が苦しい」のページもご覧ください。
