腹痛
腹痛は、私たちの日常で最も身近に起こる症状の一つです。しかし、一言に「お腹が痛い」と言っても、その原因は軽い食あたりから、一刻を争う緊急手術が必要な病気まで、驚くほど多岐にわたります。マチカド総合クリニックでは、川崎市麻生区片平の地域の皆さんが、突然の激痛や長く続く不快感に悩まされたとき、いつでも安心して相談できる「地域の救急窓口」としての役割を担っています。
当院は栗平駅から徒歩9分の通いやすい立地にあり、駐車場も完備しているため、お車での来院もスムーズです。平日は夜21時まで、さらに土日祝日も診療を行っておりますので、お仕事帰りやお休みの日の急な体調不良にも柔軟に対応いたします。私たちは、救急専門医としての経験を活かし、CTなどの検査機器を駆使して、痛みの中に隠れた重大な病気を見逃さない「精度の高い初期診療」を大切にしています。
「どの診療科にかかればいいのかわからない」という不安を抱えた患者さんに対しても、総合診療の視点から寄り添い、必要があれば専門医療機関への橋渡しを一貫して行います。感染症対策を徹底した診察室も備えておりますので、発熱を伴う腹痛の方も安心してご来院いただけます。お腹の痛みで不安を感じたときは、決して我慢をせず、まずは当院へお気軽にご相談ください。
腹痛の原因
腹痛が起こる原因は、お腹の中にある臓器の状態によって決まります。腹部には胃や腸だけでなく、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、そして女性の場合は子宮や卵巣など、多くの臓器が詰まっています。どこがどのように痛むかによって、原因を絞り込んでいくことが可能です。ここでは、臨床現場でよく見られる主な原因をいくつか挙げてみましょう。
消化管の動きや炎症によるもの
最も頻度が高いのは、胃や腸の粘膜が炎症を起こしたり、消化管の動きが異常に強まったりすることで起こる痛みです。暴飲暴食やストレス、細菌・ウイルスへの感染がきっかけとなります。これらは、しくしくとした痛みや、波のある痛みが特徴です。
内臓の壁が急激に伸びたり収縮したりするもの
胆石や尿管結石のように、石が管に詰まってしまうと、その上流の圧力が急激に高まり、内臓の壁が引き伸ばされます。これが「のたうち回るような激痛」の原因となります。臓器の平滑筋が無理に収縮しようとするため、非常に強い痛みを感じるのが特徴です。
腹膜が刺激されるもの
炎症が進行して、臓器の表面を覆っている「腹膜」にまで及ぶと、持続的な鋭い痛みが生じます。代表的なのが急性虫垂炎が進んだ状態です。体を動かしたり、お腹を軽く叩いたりするだけでも響くような痛みがある場合は、緊急性が高いと考えられます。
腹部以外の病気が原因となるもの
意外に知られていないのが、お腹以外の病気が腹痛として現れるパターンです。心筋梗塞や解離性大動脈瘤、あるいは肺の病気が、神経の伝達の関係で「お腹が痛い」と感じさせることがあります。私たちは救急科の視点から、こうした「見逃しやすい腹痛」にも常に警戒しています。
腹痛によって引き起こされる病気
腹痛の背後には、多くの疾患が隠れています。症状の現れ方は個人差が大きいですが、代表的な病気とその特徴を整理しました。ご自身の症状と照らし合わせてみてください。
急性胃腸炎
細菌やウイルスが原因で、胃や腸に炎症が起きる病気です。腹痛に加えて、吐き気や下痢、発熱を伴うことが多いのが特徴です。当院では感染症対策を徹底した環境で、点滴や投薬などの適切な処置を行います。詳細は「胃腸炎」のページを参照してください。
急性虫垂炎(もうちょう)
一般的に「盲腸」と呼ばれる病気です。最初はみぞおちのあたりが重苦しくなり、次第に右下腹部へと痛みが移動してくるのが典型的な経過です。進行すると腹膜炎を起こす恐れがあるため、早期の診断が極めて重要です。当院ではCT検査を用いて、速やかに診断を確定させることが可能です。詳細は「急性虫垂炎」のページを参照してください。
尿管結石
腎臓で作られた石が、尿の通り道である尿管に詰まる病気です。背中から脇腹、あるいは下腹部にかけて、突然激しい痛みが襲います。痛みがあまりに強いため、救急受診される方が非常に多い疾患です。当院のCT検査は、小さな石もしっかりと捉えることができます。詳細は「尿管結石」のページを参照してください。
便秘症
便やガスが腸内に溜まることで、腸が引き伸ばされて痛みを感じます。たかが便秘と思われがちですが、高齢の方や手術歴のある方の場合は、腸閉塞(イレウス)という命に関わる状態に移行することもあるため、適切な管理が必要です。詳細は「便秘」のページを参照してください。
その他の注意すべき疾患
- 胆石症、急性胆嚢炎・・右の肋骨の下あたりが痛むのが特徴です。
- 急性膵炎・・背中まで突き抜けるような激しい痛みが生じます。
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍・・空腹時や食後にみぞおちが痛みます。
- 虚血性腸炎・・突然の腹痛の後に、血便が出ることがあります。
- 婦人科疾患・・子宮外妊娠や卵巣嚢腫の茎捻転など、急激な処置が必要な場合があります。
腹痛の処置や治療法
マチカド総合クリニックでは、患者さんの痛みを和らげることはもちろん、その根源にある原因を正確に突き止めることを最優先しています。診察から治療までの流れは以下の通りです。
丁寧な問診と身体診察
いつから、どこが、どのように痛むのかを詳しくお伺いします。その後、お腹の音を聞いたり(聴診)、軽く押したり(触診)することで、炎症の範囲や緊急度を見極めます。医師が直接お腹に触れることで得られる情報は、非常に価値が高いものです。
高度な画像診断(CT検査)
当院には高度な画像検査機器であるCTが完備されています。腹痛の原因が内臓の炎症なのか、結石なのか、あるいは血管の異常なのかを迅速かつ精緻に診断することが可能です。救急専門医である院長が、検査結果を速やかに読み解き、診断へと繋げます。
血液検査と尿検査
体の中で炎症が起きているか、肝臓や膵臓の機能に異常がないか、あるいは脱水症状が進んでいないかを確認します。尿検査では、尿路感染症や結石の有無、女性の場合は妊娠の可能性なども考慮に入れて検査を行います。
症状に応じた適切な治療
診断結果に基づき、以下の治療を組み合わせて提供します。
- 薬物療法・・抗生剤、鎮痛剤、整腸剤、胃粘膜保護剤などを適切に処方します。
- 点滴治療・・嘔吐や下痢で脱水がある場合や、早い薬効が必要な際に行います。
- 食事・生活指導・・胃腸への負担を減らすための食事内容や、再発防止に向けたアドバイスをいたします。
- 専門医療機関への紹介・・手術が必要な場合や、より高度な専門治療が必要と判断した際は、速やかに提携病院へ紹介いたします。
腹痛についてのよくある質問
Q1. お腹が痛いとき、市販の痛み止めを飲んでもいいですか?
A1. 自己判断での服用は注意が必要です。痛み止め(鎮痛剤)の種類によっては、胃の粘膜を荒らしてしまい、逆に症状を悪化させることがあります。また、痛みが隠されてしまい、重大な病気の発見が遅れるリスクもあります。まずは受診して原因を確認することをお勧めします。
Q2. どの程度の痛みなら受診すべきでしょうか?
A2. 「これまでに経験したことがないほどの痛み」や「時間が経つにつれて痛みが強くなる」場合は、すぐに受診してください。また、痛みだけでなく、発熱、嘔吐、血便、お腹が硬くなっているなどの症状を伴う場合も、早急な診察が必要です。
Q3. 子供が腹痛を訴えていますが、小児科と内科どちらがいいですか?
A3. 当院は小児科も標榜しており、お子さんの腹痛にも対応しております。救急専門医の視点で、お子さん特有の腹痛(腸重積など)も念頭に置いて診療いたします。ご家族全員で通っていただけるファミリークリニックですので、安心してお連れください。詳細は「小児科」のページを参照してください。
Q4. 夜遅くに痛くなりましたが、何時まで診てもらえますか?
A4. 当院は平日の夜21時まで診療を行っております。お仕事帰りや、夜間に急に痛み出した際も対応可能です。また、土日祝日も診療しておりますので、週末に体調を崩された場合も諦めずにご相談ください。
院長より
私は、日本救急医学会の救急専門医として、これまで多くの「お腹の痛み」を抱える患者さんに向き合ってきました。腹痛という症状の奥深さを知っているからこそ、当院では単に痛み止めを出すだけの治療はいたしません。患者さんが訴える痛みの場所や強さ、そしてCT検査などの客観的なデータを総合的に判断し、見逃してはならない病気が隠れていないかを常に真剣に考えています。
「このくらいの痛みで病院に行っていいのだろうか」「何科に行けばいいかわからない」と迷われる方も多いでしょう。しかし、私たちはそうした迷いや不安に寄り添うために、この神奈川県川崎市麻生区の地に「プライマリーケアの拠点」を築きました。当院には複数の医師が在籍し、待ち時間を少なくスムーズな診療が行えるよう導線を工夫しています。CTなどの高度な設備を、クリニックという身近な場所で、迅速に活用できるのが私たちの強みです。
お腹の痛みは、体からの大切なサインです。栗平駅から徒歩9分の場所で、平日の夜間も土日祝日も、私たちは門戸を広げて待っています。お子さんからご高齢の方まで、ご家族のどなたかに腹痛があったときは、どうぞ遠慮なくマチカド総合クリニックを頼ってください。地域の皆さんが、健やかな毎日を笑顔で過ごせるよう、全力を尽くしてサポートさせていただきます。
