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小児の発熱

お子さんが突然熱を出すと、親御さんは本当に心配になりますよね。私たちマチカド総合クリニックは、川崎市麻生区片平エリアの「地域の救急」として、そんなご家族の不安に寄り添いたいと考えています。当院は栗平駅から徒歩9分の場所にあり、土日祝日も夜21時まで診療を行っているため、夜間や休日の急な発熱にも柔軟に対応できる体制を整えています。お子さんの体調は変化しやすいため、迅速な判断が欠かせません。

私たちのクリニックには、全身を詳しく調べられるCT検査機器が完備されており、重い肺炎や脳の病気が疑われる場合でも、院内で速やかに診断を行うことが可能です。また、感染症診察室を一般の診察室とは完全に分けて設置するなど、感染対策を徹底しておりますので、小さなお子さん連れの方も安心してご来院いただけます。小児科から救急科まで幅広くカバーする当院が、ご家族全員の健康を支えるファミリークリニックとしてサポートいたします。

小児の発熱の原因

お子さんの発熱は、多くの場合、体の中に侵入したウイルスや細菌などの病原体と戦うための正常な防御反応です。熱が出ることで免疫細胞が活性化され、病気を治そうとする力が働いているのです。臨床の現場で私たちがよく目にする原因には、以下のようなものがあります。

感染症によるもの

小児の発熱で最も多いのが、ウイルスや細菌による感染症です。鼻やのどから入ったウイルスが炎症を引き起こし、脳にある体温調節センターに「熱を上げろ」という指令を出します。代表的なものには以下の種類があります。

  • 風邪症候群(ライノウイルスやアデノウイルスなど)
  • インフルエンザウイルス感染症
  • 新型コロナウイルス感染症
  • 溶連菌感染症や咽頭結膜熱(プール熱)

インフルエンザなどの詳細については「インフルエンザ」のページを、コロナウイルスについては「コロナウィルス感染症」のページを参照してください。

予防接種後の反応

ワクチンを接種した後に、体が免疫を作ろうとする過程で発熱することがあります。これは「副反応」と呼ばれるもので、通常は接種から1日から2日以内に自然に下がることがほとんどです。当院ではワクチンのスケジュール管理もご相談いただけます。

予防接種の種類については「小児予防接種」のページを参照してください。

環境やその他の要因

小さなお子さんは体温調節機能がまだ未熟なため、周囲の環境に大きく影響を受けます。厚着をさせすぎたり、暑い部屋に長時間いたりすることで、熱がこもってしまう「うつ熱」という状態になることもあります。また、水分不足による脱水症状でも体温が上昇することがあります。

小児の発熱によって引き起こされる病気

発熱自体は症状の一つですが、その背景にはさまざまな疾患が隠れている場合があります。特に注意が必要な、発熱を伴う代表的な病気について解説します。

呼吸器・耳鼻咽喉系の病気

発熱と一緒に、せきや鼻水、のどの痛み、耳の痛みを伴うことが多い疾患群です。

  • 扁桃炎・・のどの奥にある扁桃腺が腫れ、強い痛みと高熱が出ます。
  • 中耳炎・・鼻の奥の細菌が耳に入り、耳の痛みや耳だれを引き起こします。
  • 気管支炎・肺炎・・炎症が肺まで及ぶと、激しいせきや呼吸の苦しさが現れます。

のどの痛みについては「扁桃炎」のページを、耳の痛みについては「中耳炎」のページを参照してください。

消化器系の病気

吐き気や下痢、お腹の痛みを伴う発熱です。脱水になりやすいため、注意深い観察が必要です。

  • 胃腸炎・・ウイルスや細菌によって、おう吐や下痢、腹痛が起こります。
  • 急性虫垂炎・・いわゆる「もうちょう」で、右下腹部の強い痛みが生じることがあります。

お腹の症状については「胃腸炎」のページ「腹痛」のページを参照してください。

神経系の重要な病気

頻度は高くありませんが、命に関わる可能性があるため、医師が最も慎重に「否定」すべき病気です。「否定」とは、診察や検査によってその病気ではないことを確認することを指します。

  • 髄膜炎・・脳や脊髄を包む膜に炎症が起こる、非常に緊急性の高い病気です。
  • 熱性けいれん・・急な体温上昇に伴い、意識を失って体がガクガクと震えます。

けいれんへの対応については「熱性けいれん」のページ「けいれん・ひきつけ」のページを参照してください。

小児の発熱の処置や治療法

当院では、お子さんの全身状態を詳細に把握し、原因に応じた適切な処置を行います。ご家庭でできるケアと、医療機関で行う治療についてご説明します。

ご家庭でのホームケア

熱が出始めたばかりで寒気がしているときは、体を温めてあげてください。熱が上がりきって、お子さんが暑がっているときは、以下のようなケアが有効です。

  • 首の横、わきの下、足の付け根など、太い血管が通っている場所を冷やす。
  • 経口補水液や麦茶などで、こまめに水分を補給する。
  • 汗をかいたらこまめに着替えさせ、清潔を保つ。

お薬による治療

当院では、発熱による体力の消耗を防ぎ、お子さんが水分を摂ったり眠ったりできるようにするため、必要に応じて解熱鎮痛剤を処方します。ただし、熱を下げることが病気そのものを治すわけではないため、原因疾患に合わせたお薬(抗生剤や抗ウイルス薬など)の併用を検討します。

受診のタイミング(レッドフラッグ)

「明日まで待っても大丈夫かな?」と迷うこともあるかと思います。以下のような症状がある場合は、迷わずすぐに当院または救急外来を受診してください

  • 生後3ヶ月未満の赤ちゃんが38度以上の熱を出したとき。
  • 水分が全く摂れず、おしっこが半日以上出ていないとき。
  • 呼びかけに対する反応が鈍い、意識がぼんやりしているとき。
  • 激しいおう吐や、けいれんが止まらないとき。

緊急時の判断については「意識がぼんやりしている」のページ「嘔吐が止まらない」のページも役立ちます。

小児の発熱についてのよくある質問

Q1. 解熱剤を使うと病気が長引くと聞きましたが、本当ですか?

A1. 解熱剤を使ったからといって、病気が治るのが著しく遅れるという医学的な根拠はありません。むしろ、高熱で眠れなかったり、水分が摂れなかったりすることの弊害の方が大きいため、当院ではお子さんの辛さを和らげるために適切に使用することをお勧めしています。

Q2. 熱があるときにお風呂に入れてもいいですか?

A2. お子さんに元気があり、食欲や水分もしっかり摂れているようであれば、短時間の入浴やシャワーは問題ありません。ただし、高熱でぐったりしているときや、湯冷めをする心配があるときは、無理をせず体を拭いてあげる程度に留めておきましょう。

Q3. 熱が下がった後、いつから登園・登校できますか?

A3. 一般的には「解熱した後、丸1日(24時間)以上経過して全身状態が良いこと」が目安になります。ただし、インフルエンザなど感染症の種類によっては、法律で出席停止期間が定められているものもありますので、診察時に個別にアドバイスさせていただきます。

Q4. 夜中に熱が上がった場合、救急車を呼ぶべきでしょうか?

A4. 呼吸が止まりそう、けいれんが5分以上続く、全く意識がないといった場合は、ためらわずに119番通報してください。判断に迷う場合は、こども医療電話相談(#8000)を利用するか、夜21時まで診療している当院へお電話、または直接ご来院ください。

院長より

大切なお子さんが熱を出して苦しそうにしている姿を見るのは、親御さんにとっても身を切られるような思いだと思います。特に「どの科に行けばいいかわからない」という不安や、夜間の体調変化は本当に心細いものです。マチカド総合クリニックは、そんな地域の皆さんのプライマリーケア(身近な初期診療)の拠点として、いつでも頼れる存在でありたいと考えています。

私は日本救急医学会 救急専門医として、これまで数多くの急病やケガの診療に携わってきました。その経験を活かし、小児科の枠組みにとどまらず、救急医学の視点から「本当に危ない状態かどうか」を迅速に見極めることを得意としています。当院にはCTなどの高度な画像検査機器も備わっており、単なる「風邪でしょう」で終わらせない、精度の高い診断を目指しています。

私たちのクリニックは、栗平駅から徒歩9分、神奈川県道137号沿いの駐車場完備という通いやすい立地にあります。平日夜21時まで、さらに土日祝日も診療を行っているのは、仕事帰りの親御さんや、休日の急変にも対応するためです。待ち時間を少なくする工夫も重ねておりますので、お子さんを連れての受診もストレスを最小限に抑えられるはずです。「こんなことで受診してもいいのかな」と遠慮せず、お困りの際はどうぞお早めにご相談ください。私たちスタッフ一同、お子さんとご家族の笑顔を取り戻すために全力でサポートいたします。

小児科全般の診療については「小児科」のページを、当院の救急体制については「救急科」のページもご覧ください。

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