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喘息

喘息は、空気の通り道である気道が慢性的な炎症によって狭くなり、呼吸が苦しくなる病気です。神奈川県川崎市麻生区の栗平駅から徒歩9分の場所に位置するマチカド総合クリニックでは、お子さんから高齢の方まで幅広い世代の喘息治療に対応しております。私たちは、救急医療の現場で多くの呼吸不全を診てきた経験を活かし、日常的なコントロールから急な発作時の対応まで一貫してサポートいたします。当院にはCT検査機器も完備されており、他の呼吸器疾患との見分けも迅速に行える体制を整えています。平日夜21時まで、さらに土日祝日も診療を行っておりますので、お仕事帰りや休日にお子さんの体調が悪くなった際も、安心してお越しください。地域のみなさんが健やかな呼吸を取り戻せるよう、スタッフ一同親身に寄り添います。

喘息の症状について

喘息の症状は、時間帯や体調、周囲の環境によって大きく変化するのが特徴です。特に夜間から明け方にかけて症状が出やすい傾向があり、睡眠の質を下げてしまうことも少なくありません。当院では、患者さんが日常生活でどのような変化を感じているかを詳しく伺い、適切な診断につなげています。

主な呼吸器症状

喘息の代表的な症状には、以下のようなものがあります。これらが重なり合って現れることもあれば、咳だけが長く続く場合もあります。

  • 喘鳴(ぜんめい)・・呼吸をする時に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音が混じる状態です。
  • 呼吸困難・・空気を十分に吸い込めないような苦しさを感じ、肩で息をするような状態になります。
  • 激しい咳・・特に夜間や早朝、運動をした後などに止まらなくなる咳が特徴です。
  • 胸の圧迫感・・胸が締め付けられるような不快感や、重苦しさを感じることがあります。
  • 粘り気のある痰・・気道の炎症によって分泌物が増え、出しにくい痰が絡むことがあります。

日常生活で注意すべきサイン

喘息の症状は、一見すると風邪と見分けがつかないことがあります。しかし、以下のようなパターンが見られる場合は、喘息の可能性を考慮して受診をお勧めします。当院では総合的な視点から症状を分析し、最適な治療方針を提案します。

  • 風邪を引いた後に、咳だけが2週間以上残っている。
  • 冷たい空気に触れたり、激しい運動をしたりすると咳き込む。
  • タバコの煙や強い香水の匂いを嗅ぐと、喉がイガイガして苦しくなる。
  • 横になると呼吸がしにくく、座っている方が楽に感じる。

呼吸が苦しい時の対応については「呼吸が苦しい」のページもあわせて参照してください。

喘息の原因について

喘息の原因は、大きく分けて「アレルゲン」によるものと、それ以外の「非アレルゲン」による刺激の2つがあります。気道が敏感になっているため、健康な人なら気にならないような微弱な刺激に対しても過剰に反応してしまいます。これをリスク因子(病気を引き起こしたり悪化させたりする要因)と呼びます。

アレルギーによる要因

多くの患者さん、特に小児喘息の場合は、特定の物質に対するアレルギー反応が関わっています。代表的なアレルゲンには以下のものが挙げられます。

  • ダニ・ハウスダスト・・寝具やカーペットに潜むダニの死骸や糞が強い刺激となります。
  • ペットの毛・フケ・・犬や猫、ハムスターなどの動物との接触が引き金になります。
  • カビ(真菌)・・湿気の多い場所に発生するカビの胞子を吸い込むことで発症します。
  • 花粉・・スギやヒノキ、イネ科の植物など、季節ごとの花粉が影響します。

非アレルギーによる要因

アレルギー体質でなくても、気道への物理的・化学的な刺激によって症状が誘発されることがあります。当院では患者さんの生活環境をヒアリングし、これらの要因を避けるアドバイスも行っています。

  • 喫煙・受動喫煙・・タバコの煙は気道に強いダメージを与え、炎症を悪化させます。
  • 気象の変化・・台風の接近による気圧の変化や、急激な気温の低下が刺激となります。
  • 大気汚染・・排気ガスやPM2.5、黄砂などの微粒子が気道を刺激します。
  • 精神的ストレス・・過度な緊張やストレスが自律神経に影響し、気道を狭くすることがあります。

喘息の病気の種類について

一口に喘息と言っても、発症する時期や症状の出方によっていくつかの種類に分類されます。マチカド総合クリニックでは、それぞれのタイプに合わせたきめ細やかな診療を行っております。

気管支喘息

最も一般的な喘息で、慢性的な気道の炎症により、発作的に呼吸が苦しくなる状態を繰り返します。大人になってから初めて発症するケースも多く、その場合はアレルギーがはっきりしないこともあります。長期間の治療が必要になることが多いため、根気強くコントロールを続けることが重要です。

小児喘息

15歳未満で発症する喘息です。多くの場合、ダニや食べ物などのアレルギーが関与しています。成長とともに自然に治ることもありますが、放置すると大人になってから再発したり、肺の機能が十分に発達しなかったりする可能性があるため、早期の適切な介入が必要です。

お子さんの症状については「小児科」のページで詳しく解説しています。

咳喘息(せきぜんそく)

「ゼーゼー」という喘鳴や呼吸困難はなく、乾いた咳だけが続く状態です。風邪と間違われやすいですが、放置すると約3割の人が本格的な気管支喘息に移行すると言われています。吸入薬による治療が非常に効果的ですので、長引く咳がある場合は早めの診断が推奨されます。

アスピリン喘息

痛み止めや解熱剤(非ステロイド性抗炎症薬)を服用したり、貼り薬を使用したりした直後に激しい発作が起こるタイプです。成人喘息の方の約10パーセントに見られると言われており、市販薬の使用には細心の注意が必要です。当院では薬の処方にあたり、過去の副反応歴を慎重に確認しています。

喘息の治療法について

喘息治療のゴールは、症状がない状態を維持し、健康な人と変わらない生活を送ることです。医学用語ではこれを寛解(かんがい:症状が落ち着いて安定している状態)を目指すと言います。当院では、患者さん一人ひとりのライフスタイルに合わせた治療計画を立てていきます。

長期管理薬(コントローラー)

症状がない時でも毎日使用し、気道の炎症を抑え続けるための薬です。これが治療の柱となります。

  • 吸入ステロイド薬・・炎症を抑える最も効果的な薬です。微量を直接気道に届けるため、全身への副作用は抑えられています。
  • 長時間作用性β2刺激薬・・狭くなった気道を広げ、呼吸を楽にする効果が長く続きます。
  • ロイコトリエン受容体拮抗薬・・アレルギー反応を抑える飲み薬で、咳喘息や鼻炎を合併している方に有効です。

発作治療薬(リリーバー)

発作が起きてしまった時に、一時的に気道を広げて苦しさを取り除くための薬です。

  • 短時間作用性β2刺激薬・・吸入後すぐに効果が現れますが、根本的な炎症を治すものではありません。
  • ステロイド薬の点滴・内服・・激しい発作の際に、救急処置として使用することがあります。

当院での検査と診断

適切な治療を行うためには、現在の状態を正確に把握する必要があります。マチカド総合クリニックでは、高度な医療機器を用いた検査が可能です。

  • CT検査・・肺の構造的な異常や、肺炎、肺気腫など他の疾患が隠れていないかを詳しく調べます。
  • 呼吸機能検査(スパイロメトリー)・・肺活量や空気の通りやすさを数値化し、重症度を判定します。
  • 血液検査・・アレルギーの原因物質(特異的IgE抗体)を特定し、日常生活での対策に活かします。

急な体調不良や発作については「救急科」のページも参照してください。

喘息についてのよくある質問

Q1. 喘息の薬は一生使い続けなければならないのですか?

A1. 症状が安定し、気道の炎症が十分に治まれば、段階的に薬を減らしていくことが可能です。最終的に薬をやめられる方もいらっしゃいますが、自己判断で中断すると再発や悪化を招くため、必ず医師と相談しながら進めていきましょう。

Q2. スポーツをしても大丈夫ですか?

A2. 適切にコントロールされていれば、ほとんどのスポーツを楽しむことができます。運動前に予防的に吸入薬を使用する方法もあります。オリンピック選手の中にも喘息を持ちながら活躍している方はたくさんおられますので、諦める必要はありません。

Q3. 風邪と喘息はどうやって見分ければいいですか?

A3. 風邪の場合は通常1週間程度で改善しますが、喘息はそれ以上長く続きます。また、熱がないのに咳だけが出る、夜にひどくなる、特定の場所に行くと苦しくなるといった場合は喘息の可能性が高いです。気になる症状があれば、一度当院へご相談ください。

Q4. 吸入ステロイドの副作用が心配です。

A4. 吸入薬は飲み薬と違い、必要な場所にだけ直接作用するため、非常に少ない量で効果が出ます。正しく使用し、吸入後のうがいを徹底すれば、重い副作用が起こることは稀です。私たちは、メリットと注意点を丁寧にご説明し、安心してお使いいただけるようサポートします。

院長より

喘息という病気は、かつては非常に命に関わるリスクが高い疾患でした。しかし現在では、優れた治療薬の登場により、適切に管理すれば何ら制限のない生活を送ることが可能です。私が日本救急医学会 救急専門医として救急の現場で学んだことは、予後(病気の経過の見通し)を左右するのは「早期の適切な診断」と「継続的なケア」であるということです。

当院は、川崎市麻生区・片平エリアの「地域住民にとって通いやすいプライマリーケアの拠点」を目指しています。どの科にかかればいいかわからないような漠然とした息苦しさや、長引く咳についても、総合診療の強みを活かして全人的に対応いたします。CT検査などの高度な機器を用いた迅速な診断と、土日祝日や夜間21時までの診療体制で、みなさんの不安を少しでも早く取り除きたいと考えています。

喘息は、患者さんと私たちが二人三脚で向き合っていく病気です。ちょっとした体調の変化や、お薬に対する不安など、どんな小さなことでも構いません。栗平駅から徒歩9分、駐車場も完備した当院へ、どうぞお気軽にご相談にお越しください。ご家族全員の健康を守るファミリークリニックとして、精一杯サポートさせていただきます。

内科全般の診療については「内科」のページもご覧ください。

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