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便秘

便秘は、日常的に多くの人が抱える悩みの一つですが、単なる「お通じの悪さ」と軽く考えず、適切に向き合うことが大切です。川崎市麻生区のマチカド総合クリニックでは、内科や小児科、外科、救急科など多角的な視点から便秘の診療を行っています。栗平駅から徒歩9分、お車でも来院しやすい駐車場完備の立地で、地域の皆さんの「お腹の不調」を幅広くサポートしています。当院には日本救急医学会 救急専門医が在籍しており、急な腹痛を伴う便秘や、背景に重大な疾患が隠れていないかを迅速に判断できる体制を整えています。院内にCTを完備しているため、必要に応じて腸の状態を詳しく検査し、一人ひとりの体質やライフスタイルに合わせた治療を提案いたします。平日は夜21時まで、土日祝日も診療を行っておりますので、お仕事帰りや休日でも安心してご相談ください。

便秘の原因

便秘が起こる原因は、生活習慣から身体の機能的な問題まで多岐にわたります。私たちが臨床でよく拝見するパターンをいくつかご紹介します。原因を特定することは、適切な治療への第一歩となります。

食生活と水分摂取の不足

最も一般的な原因の一つが、食事内容の偏りです。便の材料となる食物繊維が不足すると、便が小さくなり腸を刺激しにくくなります。また、水分摂取が足りないと、便が硬くなって通りが悪くなります。十分な水分と食物繊維を意識した食事を継続することが、腸内環境を整えるために必要です。

運動不足と筋力の低下

腸を動かすためには、腹筋などの筋力や全身の運動が欠かせません。特にデスクワークが多い方や、加齢とともに活動量が減った方は、腸のぜん動運動(便を送り出す動き)が弱まり、便秘になりやすい傾向があります。適度なウォーキングなどの運動は、腸を活性化させる良い習慣となります。

排便の我慢とリズムの乱れ

外出先や仕事中に便意を我慢し続けると、直腸の感受性が低下し、便が溜まっていても便意を感じにくくなる「直腸性便秘」を招くことがあります。朝の忙しい時間帯にトイレに行く時間を確保できないなど、生活のリズムが乱れていることも、便秘を慢性化させる大きな要因となります。

ストレスと自律神経の影響

腸の動きは自律神経によってコントロールされています。過度なストレスや緊張状態が続くと、自律神経のバランスが崩れ、腸が過剰に緊張したり、逆に動きが鈍くなったりします。環境の変化や精神的な負担が、予期せぬ便秘を引き起こすことは珍しくありません。

薬剤の副作用や基礎疾患

他の病気で服用しているお薬が原因で便秘になる「薬剤性便秘」もあります。また、甲状腺の病気や糖尿病などの代謝性疾患が隠れている場合も、腸の動きに影響を与えます。

糖尿病などの持病が原因で便秘になることもあります。詳細は「糖尿病」のページを確認してください。

便秘によって引き起こされる病気

便秘を放置しておくと、お腹が張る、不快感があるといった症状だけでなく、他の疾患を誘発したり、時には命に関わる重篤な状態に陥ったりすることがあります。

痔(じ)

硬い便を無理に出そうとしていきむことで、肛門付近の血管がうっ血したり、粘膜が傷ついたりして痔(切れ痔やいぼ痔)になります。痔になると排便時に痛みを感じるため、無意識に排便を避けるようになり、さらに便秘が悪化するという悪循環に陥りやすくなります。

腸閉塞(イレウス)

便が極端に溜まってしまい、腸が物理的に塞がってしまう状態を指します。激しい腹痛や嘔吐を伴い、緊急の処置が必要になることもあります。当院ではCT検査を活用し、このような重篤な状態を早期に発見できるよう努めています。

便秘に伴う強いお腹の痛みについては「腹痛」のページを参照してください。

大腸憩室炎(だいちょうけいしつえん)

腸の内圧が高まることで、大腸の壁に「憩室」と呼ばれる小さな袋状のへこみができ、そこに便が詰まって炎症を起こす病気です。発熱や強い腹痛を引き起こし、抗生剤による治療や入院が必要になる場合があります。便秘による慢性的な腹圧の上昇は、憩室を作る大きなリスク因子となります。

肌荒れと全身症状

便が腸内に長く留まると、有害物質が血液を通じて全身に回り、肌荒れや吹き出物の原因になることがあります。また、腹部膨満感からくる食欲不振、頭痛、肩こり、イライラ感など、全身の不調に繋がることも少なくありません。

便秘の処置や治療法

マチカド総合クリニックでは、患者さんの便秘のタイプ(弛緩性、直腸性、痙攣性など)を見極め、医学的根拠に基づいた治療を行います。単に下剤を出すだけでなく、生活全体の改善を目指します。

生活習慣と食事の改善指導

まずは基本となる生活習慣の見直しを行います。具体的には以下のようなアドバイスを行っています。

  • 朝起きたらコップ1杯の水を飲む習慣をつける
  • 水溶性食物繊維(海藻、こんにゃくなど)と不溶性食物繊維(根菜、豆類など)をバランスよく摂る
  • 決まった時間にトイレに行く習慣(排便リズム)を作る
  • 腹筋を意識した軽いストレッチやマッサージを取り入れる

お薬による治療(下剤の使い分け)

お薬を使う場合は、便の状態や体質に合わせて数種類の下剤を組み合わせて処方します。最近では、依存性が少なく自然な排便を促す新しいタイプのお薬も増えています。

  • 浸透圧性下剤・・便に水分を集めて柔らかくするタイプ(酸化マグネシウムなど)
  • 上皮機能変容薬・・腸内の水分分泌を促し、便の移動をスムーズにするタイプ
  • 胆汁酸トランスポーター阻害薬・・大腸に届く胆汁酸を増やし、水分分泌と動きを促すタイプ
  • 刺激性下剤・・腸を直接刺激して動かすタイプ(頓服として短期間の使用を推奨)

CT検査による精査

「たかが便秘」と思っていても、実際には大腸がんなどの腫瘍が原因で通りが悪くなっている可能性も否定できません。当院では院内のCT装置を用い、腸管の拡張具合や腫瘍の有無、宿便(溜まりすぎた便)の状況を迅速に評価します。これにより、手術が必要な疾患を見逃さない体制を整えています。

急な腹痛や吐き気を伴う場合は、救急科の視点で迅速に対応いたします。詳細は「救急科」のページもご覧ください。

便秘についてのよくある質問

Q1. 毎日お通じがないと、必ず治療が必要ですか?

A1. 排便の回数には個人差があります。毎日出なくても、3日に1回程度で、ご自身が苦痛を感じず、便の状態が良好であれば過度に心配する必要はありません。逆に、毎日出ていても残便感があったり、排便時に苦労したりする場合は治療の対象となります。

Q2. 市販の下剤をずっと飲み続けても大丈夫ですか?

A2. 市販薬の多くに含まれる刺激性下剤は、長期間服用し続けると腸が刺激に慣れてしまい、薬がないと動かない「習慣性」になる恐れがあります。服用量が増えていると感じたら、早めに医師に相談し、体に優しいタイプのお薬へ切り替えることをお勧めします。

Q3. 子供が便秘気味なのですが、大人と同じ対応でいいですか?

A3. お子さんの場合、便秘を放置すると「出すのが痛い」という恐怖心からさらに我慢を重ね、便秘が悪化しやすいため早めのケアが重要です。小児科では、お子さんでも無理なく続けられる治療法を提案しています。

お子さんの便秘については「小児科」のページも併せてご覧ください。

Q4. 便秘で病院に行く目安を教えてください?

A4. お腹の張りが強い、便に血が混じる、急に便が細くなった、市販薬を飲んでも改善しない、といった場合は受診をお勧めします。特に、体重減少や激しい痛みを伴う場合は、早急な検査が必要です。

院長より

便秘は、誰にでもあることとして我慢されがちですが、毎日の生活の質(QOL)を大きく左右する重要な健康課題です。私たちマチカド総合クリニックでは、患者さんが「こんなことで相談してもいいのかな」と迷わず、気軽にお越しいただける環境づくりを大切にしています。救急の現場で多くの重篤な症例を診てきた日本救急医学会 救急専門医としての視点から、ただ便を出すだけでなく、その背後に隠れている病気の可能性も考慮した診療を行います。栗平駅から徒歩9分という通いやすさに加え、夜間や土日祝日の診療、さらにはCTによる精密な診断体制を整え、地域の方々がいつでも頼れる「ファミリークリニック」でありたいと考えています。便秘の悩みは決して恥ずかしいことではありません。お腹の不調から解放され、毎日を健やかに過ごすために、当院を上手に活用してください。一人ひとりに寄り添い、丁寧にお話を伺いながら、最適な解決策を一緒に見つけていきましょう。

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