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中耳炎

中耳炎は、お子さんから高齢の方まで幅広い世代で見られる身近な病気ですが、放置すると耳の聞こえに影響を及ぼすこともあるため注意が必要です。川崎市麻生区片平に位置するマチカド総合クリニックでは、栗平駅から徒歩9分の通いやすい立地で、中耳炎をはじめとする耳のトラブルに対応しております。当院は日本救急医学会 救急専門医である院長のもと、平日夜間21時まで、さらには土日祝日も診療を行っているため、夜中に急に耳を痛がるといったお子さんの急病時にも安心して受診していただける体制を整えています。総合診療の強みを活かし、耳の痛みだけでなく、鼻水や喉の痛み、発熱など全身の症状を考慮した丁寧な診察を心がけております。また、CT検査装置も完備しており、必要に応じて迅速な診断を行うことが可能です。感染症対策を徹底した専用の診察室で、ご家族全員の健康をサポートいたします。

中耳炎の症状について

中耳炎の症状は、病気の種類や進行具合によって異なりますが、最も多くの方が経験するのは耳の激しい痛みや違和感です。特に小さなお子さんの場合は、言葉で痛みを伝えられないため、不機嫌になったり、しきりに耳を触ったりする様子が見られることがあります。当院では、こうしたご家族の気づきを大切にしながら、耳鏡(耳の中を診る器具)を用いて鼓膜の状態を詳しく観察します。

代表的な耳の症状

  • ズキズキとした激しい痛み(特に夜間に悪化することが多いです)
  • 耳が詰まったような感覚(耳閉感)
  • 自分の声が響いて聞こえる
  • 耳だれ(耳漏:耳から膿や液体が出てくる状態)
  • 聞こえにくさ(難聴)

全身に現れる症状

中耳炎は耳だけの病気ではなく、風邪などの感染症に続いて起こることが多いため、以下のような全身症状を伴うことが珍しくありません。当院では小児科診療も行っておりますので、これらの症状をトータルで診断いたします。

  • 高熱(38度以上の熱が出ることがあります)
  • 鼻水や鼻詰まり
  • 喉の痛み
  • 食欲不振や不機嫌(特に乳幼児の場合)

熱がある場合の詳細については「発熱」のページ「小児の発熱」のページもあわせて参照してください。

中耳炎の原因について

中耳炎の主な原因は、鼻や喉に付着した細菌やウイルスが「耳管(じかん)」という管を通って、耳の奥にある「中耳」に入り込むことです。耳管は鼻の奥と中耳をつないでおり、通常は空気の圧力を調整する役割を持っています。しかし、風邪を引いて鼻の粘膜が腫れたり、鼻水に細菌が混じったりすると、この管を通じて中耳に感染が広がってしまいます。

お子さんに中耳炎が多い理由

なぜお子さんが中耳炎になりやすいのかというと、大人の耳管に比べて、お子さんの耳管は短く太い、そして角度が水平に近いという特徴があるからです。この構造上の理由により、鼻の奥の細菌が中耳へと侵入しやすくなっています。また、集団生活の中で風邪をもらいやすいことも、お子さんの中耳炎のリスク因子(病気になりやすくなる要素)となります。

鼻をすする習慣の影響

鼻水が出ている時に強くすすってしまうと、鼻の奥にある細菌を中耳の方へ押し込んでしまうことになります。私たちは、中耳炎の治療において、耳そのものの処置と同じくらい「鼻のケア」が重要だと考えています。当院では、鼻水を適切に処理する方法についてもアドバイスを行っております。

中耳炎の病気の種類について

一口に中耳炎と言っても、その経過や原因によっていくつかの種類に分類されます。それぞれのタイプに合わせた適切なアプローチが必要です。

急性中耳炎

最も一般的な中耳炎で、急に耳が痛み出し、発熱を伴うことが多いタイプです。鼓膜の奥に膿が溜まり、炎症が激しい場合には鼓膜が破れて耳だれが出てくることもあります。早期に適切な抗生剤の使用や処置を行うことで、多くの場合、後遺症なく改善します。

滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうえん)

鼓膜の奥に「滲出液(しんしゅつえき)」という液体が溜まるタイプです。痛みや発熱がほとんどないため、気づくのが遅れることがあります。テレビの音が大きい呼びかけへの反応が悪いといった様子があれば、このタイプを疑います。長期間放置すると聞こえに悪影響を与えるため、根気強い治療が必要です。

慢性中耳炎

急性中耳炎が完全に治りきらず、鼓膜に穴が開いたままになったり、耳だれを繰り返したりする状態です。聞こえにくさが固定化してしまうこともあるため、専門的な経過観察が必要になります。

真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうえん)

鼓膜の一部が袋状に中耳に入り込み、そこに垢が溜まって周囲の骨を溶かしていく特殊な中耳炎です。これは放置すると大変危険なため、CTなどの画像診断で詳しく調べる必要があります。当院では高性能なCTを完備しており、こうした重篤な状態の早期発見にも努めています。脳神経に影響を及ぼす恐れがある場合は、速やかに専門医療機関へ橋渡しをいたします。脳に関する不安がある方は「脳神経外科」のページもご覧ください。

中耳炎の治療法について

当院では、患者さんの症状の重さや生活環境に合わせて最適な治療方針を提案します。基本的にはお薬による内科的治療が中心となりますが、症状に応じて処置を行います。

内服薬による治療

感染の原因となっている細菌を退治するために抗生剤を使用します。また、痛みや熱を和らげる解熱鎮痛薬、鼻水を抑えるお薬などを組み合わせて処方します。症状が消えても、中耳に膿や液体が残っている場合があるため、医師の指示があるまではお薬を継続することが大切です。治療が不十分だと再発を繰り返し、慢性化するリスクがあります。

鼻の処置と吸引

中耳炎の改善には、原因となる鼻の症状を整えることが欠かせません。鼻水を吸い取って鼻の通りを良くすることで、耳管の働きを助け、中耳の換気を促します。私たちは「耳は鼻の延長」と考え、鼻のケアにも力を入れています。

鼓膜切開(こまくせっかい)

痛みが非常に強い場合や、高熱が続いてお薬だけでは改善が見込めない場合、あるいは鼓膜の奥に膿がパンパンに溜まっている場合には、鼓膜をわずかに切開して膿を排出する処置を検討します。切開した穴は通常数日で自然に閉じ、聞こえが悪くなる心配もほとんどありません。むしろ、膿を出すことで劇的に痛みが取れ、予後(その後の経過の見通し)も良くなります。

定期的な経過観察

中耳炎は「治った」と思ってからが重要です。鼓膜の状態が完全に正常に戻り、溜まっていた液体がなくなるまで、定期的に受診していただく必要があります。特に滲出性中耳炎の場合は、数ヶ月にわたる通院が必要になることもありますが、根気よく一緒に治していきましょう。

耳のトラブルに関する詳細については「耳鼻咽喉科」のページも参照してください。

中耳炎についてのよくある質問

Q1.お風呂に入っても大丈夫ですか?

A1.高い熱がある時や、激しい痛みがある時は控えた方が良いでしょう。熱が落ち着き、痛みも和らいでいるようであれば、サッと入浴しても構いません。ただし、耳の中に水が入らないように注意してください。特に耳だれが出ている時は、洗髪は控えるか、耳栓をするなどの対策をしましょう。

Q2.プールはいつから行けますか?

A2.急性期(痛みや熱がある時期)は厳禁です。治療が進み、鼓膜の状態が安定して医師から許可が出てから再開するようにしましょう。自己判断で再開すると、再び感染を起こすことがあります。

Q3.中耳炎はうつりますか?

A3.中耳炎そのものが他人にうつることはありません。ただし、原因となっている風邪(細菌やウイルス)は、咳や鼻水を介して周りの人にうつる可能性があります。特に集団生活をしているお子さんの場合は、手洗いやうがいなどの基本的な感染対策が重要です。

Q4.放置すると難聴になりますか?

A4.一度の急性中耳炎で、すぐに完全な難聴になることは稀です。しかし、滲出性中耳炎を放置したり、中耳炎を何度も繰り返したりすると、耳の骨の動きが悪くなるなどして、聞こえにくさが残ってしまうことがあります。早期発見と、完全に治るまでの継続的な治療が何よりも大切です。

院長より

中耳炎は、特にお子さんを持つ親御さんにとって非常に心配な病気だと思います。夜中に突然「耳が痛い」と泣き出すお子さんを前にして、どうすればいいか戸惑ってしまうこともあるでしょう。私、菅原誠太郎は日本救急医学会 救急専門医として、これまで多くの急患対応にあたってきました。その経験から、痛みを抱える患者さんの不安を少しでも早く取り除きたいという思いで、マチカド総合クリニックを開院いたしました。

当院の強みは、何と言っても「いつでも相談できる」体制です。平日は21時まで、土日祝日も休まず診療を行っているのは、仕事帰りの親御さんや、週末に体調を崩したお子さん、そして地域の皆さんの“救急箱”のような存在でありたいと考えているからです。栗平駅から徒歩圏内で駐車場も完備しており、麻生区・片平周辺にお住まいの方々が気兼ねなく通える「ファミリークリニック」を目指しています。

私たちは、単に耳の病気を治すだけでなく、患者さんお一人おひとりの生活に寄り添った診療を大切にしています。「どの科に行けばいいかわからない」という曖昧な不調であっても、まずは当院へお越しください。総合診療の視点から適切に判断し、必要があればCT検査などの精密な診断を行います。もし専門的な手術が必要と判断した場合には、信頼できる高度医療機関へ責任を持って橋渡しをします。耳の痛みや聞こえの違和感は、我慢せずに私たちにご相談ください。皆さんが安心して笑顔で帰れるよう、スタッフ一同、誠心誠意サポートさせていただきます。小児科診療についても注力しておりますので、お子さんの健やかな成長を一緒に見守っていきましょう。

お子さんの体調不良全般については「小児科」のページもご活用ください。

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