メニュー

クラミジア

クラミジアは、クラミジア・トラコマティスという細菌によって引き起こされる日本で最も報告数が多い性感染症です。感染しても自覚症状が乏しいケースが非常に多く、気づかないうちにパートナーへ感染を広げたり、体内で病状が進行したりするリスクがあります。神奈川県川崎市麻生区のマチカド総合クリニックでは、泌尿器科や内科、小児科まで幅広く対応する総合診療の拠点として、デリケートなお悩みにも真摯に向き合っています。当院は栗平駅から徒歩9分の立地にあり、駐車場も完備しているため、お車でも安心してご来院いただけます。感染症対策を徹底した個室診察室も備えており、プライバシーに配慮しながら迅速な診断と治療を提供します。不安を感じた際は、平日の夜21時まで、あるいは土日祝日も診療を行っている当院へお気軽にご相談ください。早期に適切な治療を行うことで、将来的な不妊リスクや重症化を防ぐことが可能です。

クラミジアの症状について

クラミジア感染症の最大の特徴は、感染しても自覚症状が非常に軽い、あるいは全くないという点にあります。男女ともに無症状のまま経過することが多いため、感染に気づくのが遅れがちです。しかし、症状がないからといって放置すると、体の中で炎症が広がり、重大な後遺症を招く恐れがあります。ここでは、男女別の具体的な症状や、近年増えている喉への感染について詳しく解説します。

男性にみられる症状

男性の場合、感染から1週間から3週間ほどの潜伏期間を経て、主に尿道炎の症状が現れます。しかし、痛みが非常に軽かったり、一時的に症状が消えたりすることもあるため、見逃さないことが大切です。主な症状は以下の通りです。

  • 尿道を流れるような、あるいは排尿時に感じる軽い痛みや違和感
  • 尿道口から透明または白っぽく濁った膿(うみ)が出る
  • 尿道の出口付近に赤みや痒みを感じる
  • 放置すると精巣上体炎を起こし、陰嚢(いんのう)が腫れて激痛を伴う場合がある

排尿時の痛みについては「排尿時痛」のページでも詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

女性にみられる症状

女性は男性よりもさらに自覚症状が出にくい傾向があり、約8割が無症状であるとも言われています。気づかないうちに炎症が子宮の奥や卵管、腹膜へと広がってしまうリスクが高いため、少しでも違和感があれば検査を推奨します。

  • おりものの量が以前よりも増える、あるいは色が変化する
  • 不正出血や性交時の痛み、出血がみられる
  • 下腹部に軽い痛みや鈍痛を感じる
  • 外陰部周辺に軽い痒みや違和感がある

これらの症状は他の婦人科疾患とも似ているため、自己判断は禁物です。また、激しいお腹の痛みを感じる場合は、炎症が腹膜にまで広がっている可能性も考慮する必要があります。「腹痛」のページも参考にしてください。

咽頭(喉)クラミジアの症状

オーラルセックスなどにより、喉の粘膜にクラミジアが感染することがあります。喉への感染もほとんどが無症状ですが、以下のような症状として現れることがあります。風邪や扁桃炎と間違われやすいのが特徴です。

  • 喉の腫れや痛み、イガイガする感じが続く
  • 飲み込むときに違和感がある
  • 発熱や首のリンパ節の腫れがみられる

喉の痛みについては「扁桃炎」のページとの区別も重要です。心当たりがある場合は、通常の風邪薬ではなく適切な抗生剤による治療が必要です。

クラミジアの原因について

クラミジア感染症の原因は、クラミジア・トラコマティスという細菌が粘膜に付着し、細胞内で増殖することによります。この細菌は非常に弱く、空気中や水中では生存できません。そのため、感染経路はほぼ限定されています。どのような場面でリスクがあるのかを正しく知ることが、予防と早期発見の第一歩となります。

主な感染経路

クラミジアは、感染している人の粘膜や分泌物(精液、膣分泌液など)が、パートナーの粘膜(尿道、膣、肛門、口腔など)に直接触れることで感染します。具体的な経路は以下の通りです。

  • 通常の性交渉(膣性交)による尿道や子宮頸管への感染
  • オーラルセックスによる咽頭(喉)への感染
  • アナルセックスによる直腸への感染
  • 感染した手で目をこすることによる結膜への感染

母子感染のリスク

妊娠している女性がクラミジアに感染している場合、出産時に産道を通る赤ちゃんに感染することがあります。これを母子感染と呼びます。生まれたばかりの赤ちゃんが感染すると、新生児結膜炎や肺炎を引き起こす原因となります。当院では小児科診療も行っており、ご家族全員の健康をサポートする体制を整えております。

感染しやすさとリスク因子

クラミジアは非常に感染力が強く、1回の性交渉による感染率は30%から50%程度と言われています。コンドームを使用しない性行為は大きなリスク因子となります。また、一度治療して治ったとしても、免疫ができるわけではないため、何度でも再感染(ピンポン感染)する可能性があります。パートナーとの同時治療が極めて重要です。

クラミジアの病気の種類について

クラミジア感染症は、感染部位によってさまざまな病態を引き起こします。放置して炎症が進行すると、男女ともに将来的な健康に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、どのような病気に繋がるかを知っておくことが大切です。

男性に関連する疾患

尿道炎

最も一般的な病態で、尿道に炎症が起こります。比較的軽症で済むことが多いですが、治療を怠ると奥へと進行します。詳細については「尿道炎」のページをご確認ください。

精巣上体炎

尿道の細菌が精管を通って、精巣(睾丸)の隣にある精巣上体にまで達し、激しい炎症を起こします。高熱や陰嚢の腫れが生じ、放置すると不妊の原因になることもあります。

女性に関連する疾患

子宮頸管炎

子宮の入り口である子宮頸管に炎症が起こります。多くは無症状ですが、放置すると炎症が子宮、卵管、腹腔内へと上行していきます。

骨盤内炎症性疾患(PID)

炎症が卵管や骨盤内全体に広がった状態です。卵管が詰まったり癒着したりすることで、不妊症子宮外妊娠の原因となる非常に重篤な状態です。慢性的な骨盤痛の原因にもなります。

男女共通の疾患

咽頭クラミジア

喉の粘膜に感染した状態で、慢性的な喉の違和感の原因となります。本人が気づかないままパートナーに感染させる原因として非常に多いパターンです。

クラミジア結膜炎

目に感染すると、強い充血や目やにが出ます。通常の目薬では治らず、クラミジアに効く専用の治療薬が必要です。

クラミジアの治療法について

クラミジアは細菌による感染症ですので、適切な抗生剤を服用することで除菌が可能です。治療において最も重要なのは、医師の指示通りに最後まで薬を飲みきること、そしてパートナーと一緒に治療を完結させることです。マチカド総合クリニックでは、患者さんのライフスタイルに合わせた治療計画を提案します。

抗生剤による薬物療法

クラミジアに効果のある特定の抗菌薬(抗生剤)を使用します。主に以下のタイプの薬が用いられます。

  • マクロライド系抗菌薬-1回の服用で効果が持続するタイプや数日間服用するタイプがあります。
  • ニューキノロン系抗菌薬-数日間にわたって継続的に服用します。
  • テトラサイクリン系抗菌薬-一定期間の服用が必要な場合があります。

「症状がなくなったから」と自己判断で服用を中止すると、菌が生き残り、再発や耐性菌(薬が効かない菌)を作る原因になります。必ず処方された分を飲みきってください。

パートナーとの同時治療(再感染防止)

ご本人が治療を受けて菌がなくなっても、パートナーが感染したままだと、性交渉によって再び感染してしまいます。これをピンポン感染といいます。当院ではプライバシーを守りつつ、パートナーの方も一緒に検査や治療を受けられるよう配慮しております。自費での検査をご希望の方は「性病検査(自費診療)」のページもご覧ください。

治癒確認検査の重要性

薬を飲み終わった後、菌が完全にいなくなったかを確認する再検査が不可欠です。薬の服用直後は死んだ菌が反応してしまうことがあるため、通常は服用終了から2週間から4週間後に検査を行います。この検査で陰性が確認されるまでは、性交渉は控えていただく必要があります。

料金について

クラミジアの検査および治療は、症状がある場合は保険診療となりますが、症状がない場合や健康診断目的の場合は自費診療となります。以下は自費診療における料金の目安です。初診料や再診料が別途かかりますのでご了承ください。

項目 内容 価格(税込目安)
クラミジア検査(尿・拭い液) 尿道や膣の感染を調べます 5,500円
咽頭クラミジア検査 うがい液で喉の感染を調べます 5,500円
クラミジア治療薬 抗生剤の処方(1回分〜) 3,300円〜

クラミジアについてのよくある質問

Q1. 症状がなくても検査を受けた方がよいですか?

A1. はい、強く推奨します。クラミジアは無症状のケースが非常に多いため、パートナーの感染が分かった場合や、不安な行為があった場合は早めに検査を受けてください。放置すると卵管閉塞や精巣上体炎などのリスクがあります。

Q2. 治療中にお酒を飲んでも大丈夫ですか?

A2. 抗生剤の種類によってはアルコールとの相性が悪く、効果が弱まったり副作用が出やすくなったりするものがあります。治療期間中は、念のため飲酒を控えていただくのが安心です。

Q3. 治療期間はどのくらいかかりますか?

A3. 薬の種類によりますが、1回の服用で済むものから、7日間ほど服用を続けるものがあります。ただし、菌が完全にいなくなったかを確認する再検査を含めると、治療完了までに約1ヶ月程度かかるとお考えください。

Q4. コンドームを使っていれば絶対に感染しませんか?

A4. コンドームは高い予防効果がありますが、100%完全に防げるわけではありません。粘膜同士が接触する部分から感染する可能性があるため、適切な使用とともに、定期的な検査を行うことが大切です。

院長より

クラミジアは非常に身近な感染症でありながら、その「症状の出にくさ」ゆえに適切な治療のタイミングを逃してしまう方が少なくありません。川崎市麻生区の片平エリアに根ざすマチカド総合クリニックでは、地域のみなさまが「ちょっとした不安」をいつでも解消できる場所でありたいと考えています。私は日本救急医学会 救急専門医として、急性疾患から感染症まで、幅広く迅速に対応することを日々心がけております。

性感染症の相談は、どうしても「恥ずかしい」「どの科に行けばいいかわからない」と躊躇してしまうものです。当院では、内科や泌尿器科といった複数の診療科を掲げており、総合診療の強みを活かして、プライバシーを守りながら自然な形で診察を受けていただけます。感染症診察室は一般の診察室と分けて配置しており、感染対策も万全です。栗平駅から徒歩9分、お仕事帰りや土日祝日にも対応できる体制を整えています。一人で悩まず、まずは私たちを頼ってください。患者さんの健やかな日常を守るために、誠心誠意サポートさせていただきます。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME