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インフルエンザ

マチカド総合クリニックは、川崎市麻生区片平エリアの皆様の健康を支えるプライマリーケアの拠点として、インフルエンザをはじめとする急性感染症の診療に力を入れております。当院は栗平駅から徒歩9分の場所にあり、広い駐車場も完備しているため、高熱で体が辛い際もお車でスムーズにご来院いただけます。日本救急医学会認定の救急専門医である院長のもと、平日は夜21時まで、さらに土日祝日も診療を行っているため、急な発熱時にも安心してお頼りください。当院では感染症対策を徹底しており、一般の診察室とは別に専用の「感染症診察室」を設けております。他の患者さんへの二次感染を防ぐ体制を整え、迅速な検査と適切な治療を提供することで、地域住民の皆様が安心して受診できる環境を守ります。

インフルエンザの症状について

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで起こる病気です。一般的な「風邪」と混同されやすいですが、症状の出方や重症化のリスクにおいて大きな違いがあります。通常の風邪は喉の痛みや鼻水からゆっくり始まることが多いのに対し、インフルエンザは突然の38度以上の高熱で発症するのが特徴です。

主な全身症状

インフルエンザの発症初期には、ウイルスが全身で増殖することに伴い、以下のような強い全身症状が現れます。

  • 38度から40度に達する急激な発熱
  • 全身の倦怠感やだるさ
  • 筋肉痛や関節痛
  • 激しい頭痛
  • 寒気や震え(悪寒)

呼吸器および消化器の症状

熱が出てから少し遅れて、呼吸器系の症状が目立つようになります。また、特にお子さんの場合は消化器症状を伴うこともあります。

  • 乾いた咳や喉の痛み
  • 鼻水や鼻づまり
  • 食欲不振
  • 吐き気や下痢(特にB型や小児に多い傾向があります)

お子さんの場合、高熱に伴う熱性けいれんや、稀に異常行動が見られることもあるため注意が必要です。詳細については「小児の発熱」のページも併せてご確認ください。

インフルエンザの原因について

インフルエンザの直接的な原因は、インフルエンザウイルスの感染です。このウイルスは感染力が非常に強く、乾燥した冬場を中心に流行を繰り返します。感染経路は主に「飛沫感染」と「接触感染」の2つに分けられます。

飛沫感染(ひまつかんせん)

感染している人が咳やくしゃみをした際に飛び散る、微細なしぶき(飛沫)を吸い込むことで感染します。飛沫は約1メートルから2メートルの範囲に届くため、学校や職場、公共交通機関などの人が集まる場所で広がりやすくなります。

接触感染(せっしょくかんせん)

ウイルスが付着した手で、自分の目や鼻、口の粘膜に触れることで体内に取り込んでしまう経路です。ドアノブ、電車のつり革、スイッチなどに付着したウイルスは数時間は生存しているため、外出後の手洗いが非常に重要になります。

環境による要因

ウイルスは低温で乾燥した環境を好みます。湿度が低くなると飛沫が軽くなり、空気中に漂う時間が長くなるため、感染のリスクが高まります。室内では加湿器などを活用し、適切な湿度を保つことが予防につながります。予防のための対策については「インフルエンザ予防接種」のページで詳しく解説しています。

インフルエンザの病気の種類について

ヒトに感染して流行を引き起こすインフルエンザウイルスには、大きく分けてA型、B型、C型の3つの種類があります。それぞれの特徴を理解しておくことは、流行状況の把握に役立ちます。

A型インフルエンザ

最も一般的で、世界的な大流行(パンデミック)を起こしやすいのがA型です。ウイルス表面のタンパク質の組み合わせにより、多くの亜型が存在します。人以外の動物(鳥や豚など)にも感染するのが特徴で、変異が激しいため、一度かかっても翌年にまた感染することがあります。症状が最も重くなりやすく、高熱や肺炎などの合併症にも注意が必要です。

B型インフルエンザ

A型に次いで流行が見られる種類です。B型は基本的にヒトの間でのみ感染が広がります。A型ほど劇的な変異はしませんが、数年おきに流行を繰り返します。春先など、流行の後半に多く見られる傾向があり、熱が上がったり下がったりする「二峰性発熱」や、下痢などの消化器症状を伴いやすいのが特徴です。

C型インフルエンザ

一度感染すると免疫が長く持続するため、多くの人が子供の頃に感染して抗体を持ちます。そのため、大人になってから大きな流行になることはほとんどありません。症状も軽度で、通常の風邪と区別がつかないことが多い種類です。

インフルエンザの治療法について

マチカド総合クリニックでは、患者さんの年齢や症状、持病の有無に合わせて最適な治療を選択します。インフルエンザの治療は、ウイルスの増殖を抑える「抗インフルエンザウイルス薬」の使用と、症状を和らげる「対症療法」を組み合わせて行います。

抗インフルエンザウイルス薬による治療

発症から48時間以内に服用・吸入を開始することで、熱が出る期間を短縮し、重症化を防ぐ効果が期待できます。

  • 内服薬(飲み薬)・・タミフルなど、5日間継続して服用するタイプが一般的です。
  • 吸入薬・・リレンザやイナビルなど、直接気道に届けるタイプです。1回の吸入で済むものもあります。
  • 点滴薬・・ラピアクタなど、吐き気が強く薬が飲めない場合や、重症化のリスクがある場合に選択します。
  • 新薬・・ゾフルーザなど、1回の内服で治療が完了する新しいタイプの薬もあります。

対症療法(たいしょうりょうほう)

ウイルスそのものを叩く薬とは別に、今出ている辛い症状を和らげるためにお薬を処方します。

  • 解熱鎮痛薬・・高熱や関節痛を和らげます。アスピリン系の薬は小児には禁忌(使用してはいけない)となるため、必ず医師の指示に従ってください。
  • 鎮咳薬(ちんがいやく)・・激しい咳を鎮めます。
  • 去痰薬(きょたんやく)・・粘り気のある痰を出しやすくします。

自宅での療養と注意点

お薬を飲むだけでなく、自宅でゆっくり休むことが回復への近道です。以下の点に気を付けて過ごしましょう。

  1. 水分補給をこまめに行う(スポーツ飲料や経口補水液が適しています)。
  2. 消化の良い食べ物を摂り、体力を回復させる。
  3. 部屋の湿度を50パーセントから60パーセントに保つ。
  4. 十分な睡眠時間を確保する。

熱が下がった場合でも、体内のウイルスが完全に消えたわけではありません。周囲への感染を防ぐため、学校保健安全法では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで」が出席停止期間と定められています。社会人の方もこれに準じた療養をお勧めします。

インフルエンザについてのよくある質問

Q1. 検査は発熱後すぐに行うべきですか?

A1. インフルエンザの迅速検査キットは、ある程度ウイルスの量が増えないと正確な判定が出ません。目安として、発熱してから12時間から24時間経過した頃が最も正確に診断しやすいタイミングです。あまりに早すぎると「陰性」と出ても、実際には感染している(偽陰性)可能性があるため、翌日に再検査が必要になることもあります。

Q2. 予防接種を受けたのにインフルエンザにかかることはありますか?

A2. 残念ながらあります。予防接種の主な目的は「感染を完全に防ぐこと」よりも「発症後の重症化を抑えること」にあります。接種済みの方は、かかったとしても高熱が出にくかったり、肺炎などの重い合併症を引き起こすリスクを大幅に下げることができます。

Q3. タミフルなどの異常行動が心配です。

A3. 以前、抗ウイルス薬と異常行動の関連が疑われましたが、現在は薬の有無に関わらず「インフルエンザそのもの」によって脳に影響が出て異常行動が起こることが分かっています。特にお子さんの場合、発症から2日間は、窓の鍵を閉める、一人にさせないなど、周囲の大人が注意深く見守ることが大切です。

Q4. インフルエンザと新型コロナの違いは分かりますか?

A4. 症状だけで見分けることは非常に困難です。当院では必要に応じてインフルエンザと新型コロナウイルスを同時に検査できるキットを使用し、迅速に診断を行います。不安な方は「コロナウィルス感染症」のページもご参照ください。

Q5. 高熱が出たのですが、すぐに受診すべきですか?

A5. 意識が朦朧としている、呼吸が苦しい、水分が全く摂れないといった場合は、救急受診が必要です。当院の院長は救急専門医ですので、こうした緊急性の判断にも長けています。急な体調不良の際は、まずは「発熱」のページの内容を確認し、当院までお電話ください。

院長より

インフルエンザは、毎年のように流行する身近な病気ですが、救急の現場を見てきた立場からお伝えすると、決して甘く見てはいけない感染症です。特にご高齢の方や小さなお子さん、持病のある方にとっては、肺炎や脳症といった命に関わる合併症を引き起こすリスクがあります。

私たちのクリニック、マチカド総合クリニックでは、地域の「救急」としての役割を果たすべく、平日の夜間や土日祝日も診療を行っています。栗平駅周辺の皆様が、夜中に急に熱が上がった時や、休日に具合が悪くなった時に「どこへ行けばいいか分からない」という不安を感じることなく受診できるよう、常に体制を整えています。

当院には高度な画像検査が可能なCT完備しており、肺炎の疑いがある場合なども迅速に診断することが可能です。また、感染症診察室を分けることで、風邪以外の理由で来院される患者さんの安全にも配慮しています。単に薬を出すだけでなく、患者さん一人ひとりの生活環境や家族構成に合わせたケアのアドバイスも心がけています。「これくらいの熱で受診してもいいのかな」と迷う必要はありません。少しでも辛いと感じたら、いつでも安心してお越しください。私たちスタッフ一同、温かくお迎えし、一日も早い回復を全力でサポートいたします。

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